写真家を目指しているお子様をお持ちの保護者の方へ、気になる情報を詳しく解説します。

写真家を目指しているお子様をお持ちの保護者の方へ

写真家としての個性を求められている

今の時代は一般の人が携帯電話のカメラで写真撮影を行い、玄人はだしの作品を撮る人もいます。
デジタルカメラの技術も進化して、カメラの経験が全く無い人でも美しい写真が撮れて当たり前になっています。
そのためフィルムを使って撮影する時代とは写真家のあり方が変わってきています。
まず一番影響を受けているのが撮影する写真一枚当たりの価格です。
以前より低価格となり、枚数を増やさなければ収入に結びつかなくなりました。
そこで重視されていることが「写真家としての個性」です。
モデル一人撮影するのも、良い雰囲気を出して被写体と芸術作品を作る感覚を大事にしている人の写真は、それを見ただけで撮影者が解ります。
女性を撮影するのが上手い、風景写真ならこの人の写真が天下一品と言われるような写真家には表現力があり、ただ撮影するだけではないプラスアルファの才能を持っているのです。

収入に安定性を求めるなら雑誌や広告の写真家に

私たちの周りにあふれている雑誌や広告は、インターネットに押されて量が減っていると言われていますが、それでも写真家の仕事は多いです。
毎週のように発行されるスーパーのチラシ、月刊誌、週刊誌のグラビア、料理集の写真撮影など仕事は無数にあります。
このような商業写真撮影が上手な写真家は重宝され、仕事が途切れることはありません。
フリーランスで写真家を目指すなら、雑誌や広告で収入を得られるように契約を増やすと生活が安定するでしょう。

報道カメラマンの仕事はハードで単価が低い

意外に思われるのですが、事件や事故などの写真を撮る報道カメラマンの仕事の単価は、あまり高くないです。
元々の単価が商業写真より低いのが原因ですが、事件などを追って撮影を行うときに張り込みをする必要があり、その手間や拘束時間を考えると割に合わないでしょう。
誰よりも先にスクープを掴むという熱意で取り組まなければ、続けるのは難しいでしょう。
そのため商業カメラマンと兼業をする人が多いです。

写真家として安定を求めるなら就職しましょう

安定した立場で写真を撮り続けたいなら、フリーランスを目指していても初めは企業などに就職する方が良いでしょう。
就職して写真家として仕事を続けているうちに、人脈が出来て良い仕事をしてくれると評判が高まったなら、指名されて仕事が来るようになります。
そのような顧客を多く持てるようになったなら、企業の縛りから離れてフリーランスで請け負う方が自由度の高い仕事が出来るでしょう。
写真家の仕事は撮影が出来るならずっと続けられるので定年が無く、自分の作品を人に見て貰える喜びをずっと感じられます。